ドライラミネート加工は基材フィルムに接着剤を塗布し、乾燥ボックスで溶剤を蒸発させ、別のフィルムと加熱ロールで加圧し貼り合わせることにより、多層フィルムを形成する加工です。用途に適した特性のあるフィルム(紙・アルミ等含む)を自由に組み合わせ可能ですので、様々なニーズにお応えできます。
チャンバードクター方式(接着剤塗布部を密閉型)にしたことで、従来の開放型方式より接着剤の飛散・溶剤の蒸発が少なく、高速塗工で塗布量が安定する等、ラミネート作業・品質の安定性が向上しました。
乾燥炉の乾燥能力向上によりドライラミネート特有の残留溶剤臭の軽減化を図ることができ、アルミレトルト製品も加工可能で、安全安心な製品をお届けすることができます。
接着剤の使い分けにより耐熱性や耐薬品性など、包材の用途に合わせた多様な要求にも対応できます。
コンピューターパネルで制御管理を行い、ラミネート設定もメモリーできるのでミスのない安定した品質のラミネート作業が可能です。
押出ラミネート加工は、基材にアンカーコート処理を施し、その基材と貼り合わせるフィルムの間に熱で溶かしたポリエチレン樹脂をシート状に流し込み、冷却ロールで加圧して張り合わせます。 シングル押し出し、シングルアンカーコート仕様です。
ドライラミネートに比べて柔軟性のある仕上がりとなり、ピンホール対策にも有効です。基材として特に制限はなく、紙ベースのラミネートには最適です。必要に応じて端部トリミング加工も可能です。
コンピューターパネルで一括的な制御管理を行います。最新機の導入により寸法安定性に優れ、ラミネート設定もメモリーできるのでミスのない安定した品質のラミネート作業が可能です。
両面欠点検査機を装備し、一つ上の品質造りを可能にしました。
さらに、弊社内でのドライラミネートと組み合わせた材質構成にすることにより、多種多様・最適なラミネート製品造りを実現していただけます。